神経?発達障害理学療法学(前期?後期)

教育研究領域紹介

博士課程前期では、神経系の発達を含む神経科学全般の最新知見に触れながら、神経障害および高齢者の機能低下に関連する様々な事象を総合的に学びます。さらに教員と共に臨床での理学療法を実践し、EBMに基づく臨床判断力を養成しつつ、各自のテーマに沿った研究を進めて修士論文を作成します。また、高齢者の機能把握を目的とした疫学的調査に参加することで、高齢期の加齢変化を体験し、因果推論を基本とした修士論文を作成します。

博士課程後期では、脳卒中を中心とした神経障害領域で求められる理学療法のエポックを目指して、症例報告から基礎研究?臨床研究といった多角的な手法により自身が解明したいテーマを選択し、その関連領域の研究方法とデザインを考案し、研究を進めて博士論文を作成します。

教員紹介

研究テーマ

  1. 脳血管障害後の効果的な理学療法について,理学療法評価,運動療法,動作障害の捉え方などに関わる研究
  2. ヒトの随意運動制御に関わる脳活動の解明(脳波,脳磁図,経頭蓋磁気刺激を用いた研究)
  3. 非侵襲的脳刺激法(tDCS,tACS,tRNS)を用いたNeuromodulationに関する研究
  4. 脳卒中患者の運動機能回復に関連する脳画像解析と予後予測(臨床研究)
  5. 地域在住高齢者の健康に関連する要因の解明
  6. 高齢者のフレイル?サルコペニアを予防するための介入方法の開発
  7. がんサバイバーに関する疫学研究