理事長室だより第35号 平成27年8月18日
理事長室だより第35号をお届けします。
札幌では7月中旬からほぼ毎日夏日以上が続いていました。最近は暑さのピークも過ぎ、涼しさを感じるようになったかと思いますが、夏バテなどで体調不良にならぬよう、皆さんも体調管理をお願いします。
それでは、最近の本学の動きをお知らせします。
●釧路市との間で連携協定を締結しました
6月9日、住民の健康と福祉の向上並びに人間性豊かな医療人の育成に寄与することを目的として、釧路市と連携協定を締結し、同日、釧路市役所において調印式を行いました。今後は、地域医療実習等の地域医療教育の実施、住民への公開講座?セミナーの開催などで連携?協力していくこととしています。
本学が自治体との間で締結する連携協定は、釧路市で9例目となり、これまでに別海町、利尻富士町、利尻町、留萌市、中標津町、興部町、紋別市、室蘭市と締結しています。
今後もこのような産学官連携などを通じ、患者様、ご家族様、地域の皆様に様々な形で貢献できるよう取り組んでまいります。
●北洋銀行—必威体育_必威体育app-平台*官网 包括連携事業「AIR-G’医の力~必威体育_必威体育app-平台*官网 最前線~」番組収録冊子発刊記念「必威体育_必威体育app-平台*官网リレー公開講座」を開催しました
7月28日、本学臨床教育研究棟1階講堂において、北洋銀行と本学との包括連携事業として「AIR-G’医の力~必威体育_必威体育app-平台*官网 最前線~」番組収録冊子発刊記念「必威体育_必威体育app-平台*官网 リレー公開講座」を開催しました。
北洋銀行と本学は、包括連携事業の取組として、本学の教育?研究?診療情報を紹介するラジオ番組「医の力~必威体育_必威体育app-平台*官网 最前線~」(AIR-G'エフエム北海道)を平成23年10月から平成27年3月末までの3年半にわたり放送しました。この公開講座は、平成26年度に放送した最新の放送内容を収録した冊子の発刊を記念して、本学の教授6名によるリレー公開講座として開催し、再生医療の最前線から、最新医療の話題までを分かりやすく紹介したものです。
当日は、北洋銀行の石井純二取締役頭取に開催のご挨拶をいただき、多くの地域住民や関係者の皆様にもご来場いただきました。ご来場いただいた皆様、また、本公開講座の開催にあたってご尽力いただいた北洋銀行はじめ、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
<「必威体育_必威体育app-平台*官网リレー公開講座」プログラム>
第1部 テーマ「再生医療最前線」 座長:堀尾 嘉幸医学部長
1 「糖尿病性腎症の自己骨髄間葉系幹細胞療法」 医学部解剖学第二講座 藤宮 峯子教授
2 「脳梗塞の再生医療」 医学部附属フロンティア医学研究所神経再生医療学部門 本望 修教授
3 「脊髄再生医療—脊損患者さんの機能回復を目指して—」 医学部整形外科学講座 山下 敏彦教授(附属病院長)
第2部 テーマ「最新医療最前線」 座長:大日向 輝美保健医療学部長
4 「心臓病の予防と治療:最新の考え方?薬?デバイス治療」 医学部循環器?腎臓?代謝内分泌内科学講座 三浦哲嗣教授
5 「脳の最先端手術」 医学部脳神経外科学講座 三國 信啓教授
6 「スポーツ医学の最前線」 保健医療学部理学療法学第二講座 渡邉 耕太教授
●医学部と保健医療学部のオープンキャンパスを実施しました
8月4日に医学部、8月6日に保健医療学部が本学臨床教育研究棟1階講堂において、今年度のオープンキャンパスを実施しました。
両学部とも7月から事前の参加申込を受け付け、医学部は300名、保健医療学部は看護学科?理学療法学科?作業療法学科の3学科合わせて320名の募集定員をすぐに満たし、オープンキャンパス当日は非常に多くの高校生?保護者の方にご参加いただきました。
両学部ともに学部紹介、入試概要説明、在学生からの学生生活の紹介などを行いました。さらに、医学部では、「医師への道」と題して、なぜ医師を目指したのか、現在の診療科、研究講座を選択した理由、医師のライフスタイルなどについて、本学の教員が自分自身の経験から話す講演を実施し、保健医療学部では、第一線で活躍している各学科の卒業生から、医療人を志した理由、プロとしてのポリシー、現場で感じる必威体育_必威体育app-平台*官网の魅力などについて講演を実施しました。
参加した高校生の皆さんには、自分の将来についてより真剣に考えるよいきっかけとなったのではないでしょうか。
今年度の実施にご協力いただいた教職員?学生の皆さん本当にお疲れ様でした。
●最後に
本学における教育の大きな特徴の一つであります、医学部と保健医療学部合同の学部一貫教育による地域医療マインド形成のための地域医療実習を、今年度も8月4日から21日までの間、道内各地域で行っています。参加している学生は、今まさに佳境を迎えているころだと思いますが、ぜひこの機会に地域医療の現場で多くのことを学んできてほしいと願っています。